1)請求記号
図書館の本の背表紙には、下のようなラベルが貼ってあります。
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← 分類番号(どの分野についての本か | あわせて「請求記号」といいます |
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← 著者の頭文字 | |
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← シリーズの何冊目か |
図書館の本はすべて、この「請求記号」に従って順番に並んでいます。図書館ではあらゆる分野の本を扱うので、利用しやすいよう分野別にまとめているのです。これを「分類」といい、本学図書館では最もポピュラーな「日本十進分類法(NDC)」を採用しています。分類番号は3桁の数字で表し、例えば「324.7」とは「相続法(民法)」についての本です。
類目 | 綱目
:「社会科学」 |
要目
:「法律」 |
細目
:「民法」 |
||||
0
1 |
総記
哲学・宗教 |
0
1 |
(1-9以外)
政治 |
0
1 |
(1-9以外)
法学 |
0
1 |
民法総則 |
2 | 歴史・地理 | 2 | 法律 | 2 | 法制史 | 2 | 物権法 |
3 | 社会科学 | 3 | 経済 | 3 | 憲法 | 3 | 担保物権法 |
4 | 自然科学 | 4 | 財政 | 4 | 民法 | 4 | 債権総論 |
5
6 |
技術・工学
産業 |
5
6 |
統計
社会 |
5
6 |
商法
刑法 |
5
6 |
債権各論
親族法 |
7 | 芸術・体育 | 7 | 教育 | 7 | 司法 | 7 | 相続法 |
8
9 |
言語
文学 |
8
9 |
風俗習慣
国防軍事 |
8
9 |
−−
国際法 |
8
9 |
民事特別法
外国の民法 |
: 324.7 = 相続法(民法) |
図書館には数多くの本がありますから、いきなり書架へ飛んでいっても、目当ての本を見つけるのは容易ではありません。探したい本があるときは、「所蔵目録」を使ってその本の「請求記号」を調べましょう。「所蔵目録」にはカード目録とOPAC(オンライン所蔵目録)があります。
2)カード目録 (2階、カウンター前)
図書館の蔵書1冊ごとの情報を1枚のカードにまとめたものがカード目録です。
請求記号はカードの左上に載っています。カード目録を引くのに何も難しい知識は必要ありません。辞書を引くのと同じようにカードをめくっていけばよいのです。ただし、外国人の著者を調べるときは、著者目録を「姓」から引くことに注 意して下さい。
例)本の表紙
: マイケル・ダグラス著
↓
目録では
: ダグラス,マイケル
(姓,名の順)
和書カード目録(日本語で書かれた本の目録)
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@
書名目録(書名の五十音順に排列)
A 著者目録(著者名の五十音順に排列) ただし、外国人の著者は各音の 最後にまとめてあります。 B 分類目録(分類番号順に排列) |
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洋書カード目録(外国語で書かれた本の目録)
|
@
書名目録(書名のABC順に排列)
A 著者目録(著者名のABC順に排列) B 分類目録(分類番号順に排列) |
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327.67
B 陪審裁判 旧陪審の証言と今後の課題
25149 ○ |
左上「請求記号」
を確認 → 「320:法律」の書架へ
3)OPAC(オンライン所蔵目録) (各階に1台ずつ設置)
OPAC(Online Public Access Catalog)とは、コンピュータで検索する所蔵目録で、カード目録より高度な検索ができます。たとえば「書名の最初の語を忘れた」場合、カード目録ではお手上げですがOPACでは調べられます。
OPACで書名を検索をするとき、「漢字」と「かな」では検索の結果が異なります。「漢字」では、カード目録と同じように書名の先頭から調べ、タイトルの途中に含まれる単語は検索しません。「かな」ではタイトルの途中に含まれる単語もすべて検索します。書名がわかっているときは「漢字」で検索し、あるキーワードで本をピックアップするなら「かな」で調べるとよいでしょう。なお、「かな」で複数語を指定する場合は、単語の間に「スペース」を入れなければなりません。
OPACでの検索は決して難しくはありません。画面の指示に従って数字を入力し、(enter)キーを押す操作の繰り返しです。詳しい操作方法は、検索機に備え付けの操作マニュアル「超簡易検索法」を参照してください。
なお、OPAC検索機は、日・祝・年末年始は使用できません。
<OPACの画面例>
画面の指示に従って進んでいくと、資料の詳しい情報が表示されます。
和図書
[ 標 題 ]陪審裁判:旧陪審の証言と今後の課題/東京弁護士会編集 [ 出版事項 ]東京:ぎょうせい,1992.2 [ 価 格 ]3,600円 〜 以下略 〜 [所蔵館選択] 1.桐蔭 所蔵数[1] 予約人数[0] 大学図書館 0100251495 327.67:B ↑ 請求記号 検索結果詳細(n.次を見る p.前を見る b.一覧表示 e.終了) > |