経済協力開発機構(OECD)http://www.oecd.org/

 (Organization for Economic Cooperation and Development)

 

第二次大戦後、欧州復興計画(マーシャル・プラン)の受入れ機関として、欧州経済協力機構(OEEC)が復興、協力を推進。

1960年末  アメリカ、カナダおよびOEEC加盟一八カ国がOECD憲章に調印。

1961年9月 OECD OEECを改組した形で発足。

主なねらいは、加盟国の協力によって経済の安定成長と貿易拡大につとめ、さらに加盟国による発展途上国援助の促進と調整をはかること。

加盟国

原加盟国 アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ベネルックス三国、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、アイスランド、アイルランド、オーストリア、スイス、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、トルコ(二○カ国)

後に加盟 日本、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、チェコ、ハンガリー、ポーランド、韓国(九カ国)

準加盟国 ユーゴスラビア

OECDは、従来、先進国クラブといわれた。最近のメキシコ、韓国、東欧の加盟により、新しい特色を模索。

最高機関は理事会(加盟国政府代表により構成)で、閣僚級の代表が年一回集まる閣僚理事会(各国大臣により構成)と、常駐代表が日常的に接触する常駐代表会議とから構成。

理事会は、一四カ国から成る執行委員会(アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、カナダの七カ国は常任)を選出するとともに、全加盟国が国際経済の重要問題を審議する新執行委員会を設置。

下部機関として、経済政策(加盟国のマクロ経済と構造問題、主要国の国際収支状況等を検討し、経済政策を理事会に勧告する)、貿易(各国の貿易政策について意見を交換し、協議する)、開発援助(DAC―発展途上国に対する開発援助政策の報告と調整をはかる)の三大委員会をはじめ、計三五の委員会がおかれている。事務局はパリ。現在の事務局長はジョンストン元カナダ蔵相。

 

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