10/02 1998 新世代のセットトップボックス
Intelはこの分野にStrongARMと旧式のPentiumを応用する計画。
今後数ヶ月の間に300ドル〜1000ドル台の様々なSTB製品が発表、ローエンドの製品にはWindowsではなく独自のリアルタイムOSを採用と予想。
Intel
のStrongARMはAcer、TriGemによりアジアでRTOS対応STBの心臓部に採用。ローエンドPCではなくエンターテイメントデバイスとして販売。北米で販売されている
Intelプロセッサを搭載したSTBは、100MHzのDX4を搭載したWebSurferのみ。ワープロ、電子メール、ウェブ閲覧機能を備えるが、ハードディスクは未装備。1997年11月よりカナダのComputer City、Wal-Mart、Costcoにおいて399カナダドルで販売。National Semiconductor
子会社Cyrix: 今年末までに400ドル台のSTB発売を計画。IDT
(500ドル以下のPCを販売するベンダーにチップを供給): 1999年第1四半期に同社製品を搭載した300ドルを切る「サブデスクトップ」製品のリリースを計画。500
ドル以下のPC市場へ参入しようとしている新設メーカーもSTBの発表を計画。Emachines
(モニタメーカーのKDSとPCメーカーのTri-Gemによるベンチャー企業): 266MHzのMMX Pentiumを搭載したSTBを第4四半期にリリースする予定。同製品は「Windows 98」を搭載し、DVD機能、「WordPerfect」、キーボード、マウス、ジョイスティックが付属する予定。Boca Research
: DVD機能とワープロ機能を搭載する500ドル以下のSTB「BocaVision NC」が今年末までに発売予定。180MHzの「MediaGX」を搭載、Network Computerのプラットフォームをベースとする。販売業者らは消費者の
STB製品への興味は薄いとしている。Tech Advanced ComputersのRobert Rabinowitz副社長は「もう少し金を出せばテレビを接続しないでもすむPCが手に入る」と述べ、「こうしたSTB製品の需要はあるだろうが、(STB製品ラッシュは)まるでCommodore 64の時代に逆戻りするかのようだ」という。(By Todd Wasserman, Computer Retail Week)
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Mitsui & Co., Ltd./Mitsui Comtek Corp.TW:
新世代のセットトップボックス、その実体は300ドルのPC? (57/111) TechWire Japan(
http://www.crw.com/news/1998/weekending100298/oct02dig05.asp) (10/02/98)戻る