電子取引(ネットワーク取引)

 

電子商取引(ネットワーク取引) 「一定の取引の当事者がイン ターネット等のコンピュータネットワークによって相互に直結され、電子的に売買などの取引ができるような仕組み、またはそのようにしてなされる電子的な取 引自体」

 

概念

  1. 電子商取引Electronic Commerce (EC)
  2.  ネットワーク上での商取引一般 → 第5講

  3. 電子決済
  4. Electronic Data Interchange (EDI)

     銀行等の金融機関相互間の決済

  5. 電子資金移動
  6. Electronic Fund Transfer (EFT)

     ネットワークによる決済資金の送金 → 第6講

  7. 電子バンキング
  8. Electronic Banking(EB?)

   ネットワーク上の銀行業務の実現 → 第7講

 

背景

 a) 技術的要因 インターネット等のハードウェア面での進展

 b) 政治的要因 

   冷戦終結後の軍事技術の民間転用

   電子認証システム、暗号システムといったソフトウェア面での進展

 c) 経済的要因 世界的規模での経済的国際競争社会の中で、重要な政策課題とされた。

 

社会に与える影響

 通信業界 電話とインターネットの融合・手紙とメールの競合 

 流通業界 問屋、卸業等の流通システム中の間接部門の変貌・衰退

 広告業界 宣伝広告業者 → インターネット上の宣伝用コンテンツ製作業者

 出版業界・音楽業界 マルチメディア(デジタル化)による小売店の縮小・消滅

 証券業界 イートレードe-trade)による店舗・窓口の減少・消滅

 銀行業界 電子バンキング(E-Banking)による店舗・窓口の減少・消滅

 保険業界 インターネットによる宣伝・募集 → 勧誘員の減少・経費削減

 

戻る