SET
SET(セキュア・エレクトロニック・トランザクション)=「クレジットカードの情報(本人確認など)をインターネット上で安全にやり取りするための通信手順の統一的な規格」
SET規格は二大クレジットカード会社であるVISAインターショナルとマスター・インターナショナルおよび技術提携パートナー7社(GTE、IBM、マイクロソフト、ネットスケープ・コミュニケーションズ、SAIC、テリサ・システムズ、ベリサイン)が合意してまとめた。
SETの実用化試験
ソフトウエア開発会社 → SET対応のソフトウエアを開発
VISA・マスターカード → 顧客、小売業者、金融機関による電子決済の実現
本人確認をするための暗号化技術
→ 米国RSAデータ・セキュリティ社が開発 事実上の世界標準
電子決済の普及には「電子公証」制度が重要。ネットワーク上で取引や申請を行う場合、申請者が実在するかどうか、取引先の会社が実在するかどうかといった確認がネットワーク上で行えるようにすることが大切。
取引を行った後でも、その取引内容がネットワーク上に保存されていることが必要。
「申請内容や取引内容をを官公庁や地方自治体などの公的機関が保存し、開示する仕組み」が電子公証制度。
通産省はエレクトロニック・コマース推進事業の中で、電子公証制度について実用化に向けたプロジェクトを進めている。具体的には、(1)公的文書の届出(2)電子商取引(3)電子出版(4)電子情報を保管する電子金庫の4システムについて実証実験を行う。また、ネットワーク上で「競り」が行える「電子取引所」の実用化にも取り組む計画。
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