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法社会学とは

民法・刑法といった実定法の解釈学は、ともすれば、法典中心の概念操作に陥り、

現実社会の実態を見逃してしまう。法律は知っているが社会は知らないではいけない。

そこで、社会の実態をまず科学的に調査し、社会問題を把握したうえで、法に関する 問題を検討する。

そのため、法社会学者の多くの研究者は、社会運動と近い関係を 保っている。

しかし、実態調査を元にして批判だけを行うのではなく、法とは何かを、

理論的に探求することもまた法社会学の責務である。

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