9/24 1998 米TCIと住友商事、KDDが合弁 ケーブルテレビでネット接続

 

 米ケーブルテレビ会社のテレ・コミュニケーションズ(TCI)住友商事国際電信電話(KDD)の3社は22日、ケーブルテレビの通信網を使ってインターネット接続サービスを提供する合弁会社ジェイコムインターネットを設立したことを明らかにした。同社傘下の杉並ケーブルテレビ(J-COM杉並)の加入者向けに、来年1月からケーブルモデムを使った高速インターネットサービスを提供する予定。

 KDDは全国3カ所のケーブルテレビ会社に出資し、今年6月にはケーブルテレビ網を使ったインターネット関連事業を調査する企画会社、ケイディディ・メディアネットを設立している。ユーザーに直接つながるアクセス網としてケーブルテレビ事業に注目し、体制を強化してきている。

[ジュピターテレコム] http://www.jcom.co.jp/

[KDD] http://www.kdd.co.jp/

(小島 昇 Staff writer)[Mainichi Daily Mail Internet/ 98年09月24日]

MI: 米TCIと住友商事、KDDが合弁 ケーブルテレビでネット接続 (13/40) 毎日インターネット情報

 

9/25 1998 アットホームで快適接続

 インターネット・サーフィンは楽しいに違いないが、待ち時間が長いのが悩みの種だ。一部の投資家がプロバイダー(接続会社)のアットホームに注目する理由がここにある。

 インターネットを利用する場合、現在のところ電話回線の使用が一般的。しかし、電話回線はインターネットに必要な容量が十分でないという欠点がある。このため、情報をダウンロードするときなどに時間がかかることがよくある。

 そこでアットホームの登場だ。同社は、テレ・コミュニケーションズ、コムキャストなど、ケーブルテレビ(CATV会社6社と提携し、ケーブル回線を通じてインターネット接続サービスを提供している。ケーブル回線だと、データ転送速度は電話回線の最大20倍。ダウンロードもあっという間に終わってまう。しかも、ケーブルモデムにつなげたパソコンのスイッチを入れるだけすみ、電話回線のようにいちいちダイヤルする必要はない。

 ウッド・ストラザーズの最高投資責任者、ジェームズ・エングル氏は、アットホームに加入し、個人的に同社株を大量に保有する熱の入れようだ。「アットホームは将来有望だ」と評価する。

 メリルリンチのアナリスト、ジェシカ・ライフ氏は(1)標準モデムが今秋投入される(2)デジタルビデオ機能とインターネットのサービスを結合するケーブルボックスが来年上期に発売される(3)コンパック・コンピューターがケーブルモデム内蔵のパソコン機種製造を表明していることを挙げ、ケーブル回線によるインターネット利用が一段と普及するとみている。

(AP・DJ=共同、ウォールストリート・ジャーナル紙ハード・オン・ザ・ストリート)                       

[1998-09-25-14:08]

KK: ◎ウォール街裏話=WSJ アットホームで快適接続 (20/27) 共同通信経済ニュース速報

 

10/08 1998 日本テレコムODN通じ、CATV3社とインターネット接続 

 日本テレコムはODN(OpenDataNetwork)を通じて、日野ケーブルテレビ、ケーブルネット埼玉、シティテレコムかながわのCATV3社とインターネット接続サービスを10月から開始した。すでに伊豆急ケーブルネットワーク、城北ニューメディア、南東京ケーブルテレビ、マイ・テレビ、ニューメディア米沢、タウンテレビ習志野の6社と相互接続を実施しており、これで接続CATV事業者は9社

 CATVが持つ光ファイバーによるネットワークを利用したCATVインターネット接続サービスは、高速・大容量、常時接続が可能で料金も安く、今後のインターネット普及に欠かせないインフラストラクチャー。さらに、NTTに依存しない独自のネットワーク構築が可能になるため、日本テレコムは今後も積極的にCATV事業者との相互接続を続ける方針だ。

[ODN] http://www.odn.ne.jp 

(磯和 春美 Staff Writer)[Mainichi Daily Mail Internet/ 98年10月09日]

MI: CATV3社とインターネット接続 日本テレコムがODN通じ (7/68) 毎日インターネット情報

 

10/15 1998 ネット接続料金大幅値下げへ 武蔵野三鷹CATVが平均24%

 武蔵野三鷹ケーブルテレビ: 12月1日から同社で提供しているインターネット接続サービス「パークシティネット」の利用料金を平均24%値下げする。

 同社は事業エリアに13万7000世帯をかかえる、東京郊外型の大手CATV事業者。CATV事業の加入者7500世帯、インターネット接続利用者2500世帯と、インターネット接続サービスに力を入れている。CATV会社のインターネット接続サービスは、通話料金がいらない点が他のプロバイダーより有利だったが、最近はNTTなどキャリア系プロバイダーの参入により、料金体系の割高感が出てきていた。 武蔵野三鷹CATVでは、この料金値下げで、年度内にインターネット接続利用者を3500世帯に増やす方針。

武蔵野三鷹CATV http://www.mmcatv.co.jp (磯和 春美 Staff Writer)

[Mainichi Daily Mail Internet/ 98年10月15日]

MI: ネット接続料金大幅値下げへ 武蔵野三鷹CATVが平均24% (9/77) 毎日インターネット情報

 

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