T 情報化社会と法制度

  

1.情報(化)社会の意義

    1. 情報革命の意義

アルビン・トフラー三部作

未来の衝撃(Future Shock 第三の波 (The Third Wave) パワーシフト(Power Shift)

 

     「第三の波」 現在の社会変化の歴史上の位置付と将来の予測

      → 下部構造としての経済が社会構造を決める側面(マルクス)

 

      a) 第一の波「農業文明」 数千年の歴史

        農業に適した社会構造 封建社会

 「田畑永代売買禁止令(1647)」「分地禁止例(1673)」「寄らしむべし、知らしむべからず」

         → 封建社会へのアンチテーゼとしての「居住・移転・職業選択の自由(憲法22)

       ・ 肥沃な土地と、労働力の取得がそのまま国力

         → 戦争の目的、奴隷制度、植民地制度(プランテーション農業)

 

      b) 第二の波「工業文明」 数百年の歴史

        産業革命による工業化社会 工業に適した社会構造 

第1期 石炭・鉄、鉄道、工場制工業

    … 大量輸送時代の幕開け

第2期 石油・軽金属、自動車とオートメーション

    … 大量生産・大量消費のいわゆる消費社会の成立

第3期 コンビナート、石油製品、航空機

工場労働者の出現 → 都市化、居住・移転・職業選択の自由(憲法22条)、さらに

労働者の劣悪な労働環境に対する反動 → 労働運動

移動の自由、契約の自由、その他の自由権、所有権の絶対絶対の原則、過失責任の原則  近代司法の理念としての「個人の尊厳」その具体的意味としての「個人の自由・平等」が成立。

  → 戦争の目的:市場・資源獲得のための植民地主義(帝国主義)

  → 資本主義の進展(金融資本主義)と、新たな不平等の発生

    資本家階級と労働者階級の二極分化と二つの対応

     マルクス主義に基づく社会主義国家

     自由主義国家の修正原理としての福祉国家

 

    1. 第三の波「情報文明」 数十年、変革のスピードアップ(未来の衝撃)

情報革命 情報に適した社会構造 

・ 現象 文書から磁気

        → 情報革命第一期 コンピューター革命

          情報革命第二期 コンピューターと通信の融合

         … 初期形態としてのキャシュカード → インターネット

            

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